■ DATA  

建築家の設計するお宅は機能性、意匠性などが考慮されて
皆さん比較的、戸袋の引込み戸が多いです。
105mmに戸袋を製作しますのでmm単位の仕上げ納まりが要求されます。
今まで試行錯誤であれこれとやってみました。
ここは、シナランバー30mmで下地を製作しています。
シナランバー4x8版30mmをそれぞれの袖壁に立てれば簡単なのでしょうが
コストUPになってしまいます。
ここではシナランバーを切って芯材として使用しています。
①戸袋の中方立て際部分は、建具がはまって隙間から中が見えると悪いので150~180mmのシナランバーで壁を起す。
②後は45mm~60mm位のランバー材で下地を組む

*注意点
スライド丸鋸でキッチリと直角を出さないと横桟に引っ張られて曲がるそうです。
大工さんは以前に建具屋さんの手伝いをした事があり、
その経験を基に戸袋製作をしていました。

この組み方が完璧かどうかはわかりません。
まだまだそれに適した部材、納め方があるかもしれません。

造作の下地工事、とても地味ですがこれをキッチリとやらないと
仕上げが光ってきませんよね。
大工さん、祝日なのにお疲れ様です。

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